印刷関連の用語集 - や行 -
あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 |
焼き落とし
平版の刷版を製版する場合、不要な絵柄、濃度管理用ケージ、見当合わせ用トンボ、汚れの原因になる非画線部など、原版で不必要な部分をマスクを使用して露光・消去すること。印刷するさいに、必要な画線部以外の汚れをできる限り除去するために焼き落とし作業を行う。
焼き込み
感光膜を有する版材、フィルム、印画紙などに、原板を密着または拡大・縮小して露光するさい、原板のもつ階調を意図的に変化させるために露光量を調整すること。
焼き度
写真平版刷版において、露光した場合の焼付け度合い。
ヤレ
印刷し損なった印刷用紙の総称。
UCRマスク
原稿のグレー部分から3色のインキ量を少なくし、墨を代わりに印刷する方法で使用するマスク。
ユニット
ひとまとめの単位のことで、印刷機械では一組の版胴と圧胴によって1色刷りを行う印刷装置。オフセット印刷機では、版胴・ゴム胴・圧胴の3胴で一組となる。
ユニバーサルフィーダー
小型・低速の枚葉印刷機に用いられる吸いつけ式自動給紙機の一種。
用紙の印刷適性
印刷適性とは、印刷の仕上がりに欠くことができない、紙やインキなどの印刷材料に求められる性質をいう。その代表的なものが紙の印刷適性である。
羊皮紙
羊、やぎなどの動物の皮革で作られた書写材料。紀元前2世紀ごろから、欧州、小アジア地方で用いられ、現在でもまれに貴重文書の書写、印刷に使われる。
横当て
枚葉印刷機で印刷する場合、紙を版に対して一定の位置に正しく置き定め、印刷の左右方向の見当を正確にあわせるため、紙差しのさい、紙の横縁の位置を決める当て。一般印刷機の場合、まず前当てに紙のくうえ端を当て、つぎに横当てに紙の横縁を当てる。この場合、紙の縦横の直角度の正確な方を使用するため、印刷機の操作側の横当てに引いて当てる場合と、駆動側の横当てに押して当てる場合とある。
横断ち装置
巻き取り紙印刷機でウェップを横に裁って枚葉とする装置。
横通し
巻き取り紙印刷機で印刷しうる紙幅が、印刷用紙の原紙規格判寸法の横幅寸法となっている場合の呼称。この場合、巻き取り紙印刷機のシリンダー幅は原紙規格判寸法の横幅寸法となる。
横針
枚葉印刷機で印刷する場合、紙差しのさい、紙の横縁の位置を定め、印刷の左右方向の見当を決めるための基準となる金具。一般印刷機の場合、まず前当てで前見当を決め、つぎに横見当を決める。
横振りローラー
凸版やオフセット印刷機のインキ装置において、インキの練りならしをするためゴムローラーと組み合わせて軸方向に動く金属ローラー
四つ折り
折り方の一種。まず半分に折り、その折り目に直角に再度折って、8ページとする折り方。
読み合わせ校正
対校ともいい、2人が1組となり、1人が原稿を読み、1人が校正刷りを見ながら校正する方法。