印刷関連の用語集 - な行 -
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長網抄紙機
走行するエンドレスの長い金網によって紙を抄造する機械。紙の材料は、この金網の上に流しだされて紙層を形成する。
流し貼り
凸版印刷機圧胴の上貼り紙をくわえ側だけを糊で固定し、流れ方向くわえ尻は固定しないで遊ばせておく。
長台印刷装置
手作業で行うスクリーン印刷にて使用する長尺の作業台。
中とじ
製本様式の一つ。週刊誌など比較的ページ数の少ないとじ様式に採用される。本文と表紙を同時に丁合いし、背側を表紙ともセンターページで2~3箇所固定する様式。
中本掛け
打返し掛けと、本掛けを混合した掛け方で、たとえば全紙24取りの場合、16ページを打返し掛けし、8ページを本掛けとして印刷するもので、片面刷りが終わったら8ページ分を裏版に取り替えて裏面を印刷する。
投込み
書籍の出版で、完成した本に挿入する印刷物をいう。
捺染
布地染色法の一つ。無地染めの浸染に対し、模様染めの技法の一種である。
捺染インキ
布地や繊維製品に絵付け印刷するインキで、直接印刷方式と輪転印刷方式とがある。
並製
雑誌、パンフレットなどにみられる仮とじをした製本様式。印刷された単一表紙で本文をくるむ様式。
2液反応型インキ
反応性樹脂をインキバインダーに使用している印刷インキと硬化剤の液状物質を印刷直前に混合して、印刷後に化学反応させ硬化乾燥させるインキである。
2回転印刷機
圧胴が連続回転し、平らな版が1往復する間に圧胴が2回転する円圧凸版印刷機。
2丁製本
二つ面付けされたものを、一つの単位として通常の製本工程を行い、丁合い後あるいは仮製本では製本完了後に二つに断裁し、同時に2丁の製本ができ上がる方法。
ニップ幅
印刷機の2本の円筒に、圧力をかけることによりできる接触幅。たとえばオフセット印刷機において、版の全面にインキをつけ、印刷機を停止状態でブランケット胴入れを行うと、ブランケット上に接触幅がうつされ、接触圧の大きさ、圧の幅方向の均一性を確認することができる。
2枚止め装置
枚葉印刷機において、フィーダーから紙が2枚重なって供給された場合、自動的に紙をとめる装置。
乳化
平版印刷で湿し水とインキが混ざり合い乳状になること。
入稿
印刷するための原稿を印刷会社へ渡すこと。
抜き型
紙器打抜き加工において、所要のカートンブランク形状に打ち抜き、筋付けを行うための、切れ刃と押し罫を備えた雄型。
抜刷
一冊の定期誌、書籍などのなかから必要な箇所を抜き出して、改めて印刷すること。
ネガタイプPS版
光を当てたとき、硬化するジアゾ系・ニトロ系化合物などの感光剤を、あらかじめアルミニウム・紙などのベースに塗布してあるオフセット印刷に用いる版材。
熱定着
熱融着性のある樹脂から成るトナー、印刷インキなどを紙に転写した後に加熱することによりトナー、印刷インキを紙に固着させること。
ねむい
印刷の階調の程度を表現する言葉。印刷で表現される濃淡の範囲が狭く、濃い部分と淡い部分の再現差が少ないことをいう。
納本
印刷会社が注文主に対し、印刷を完了した書物を納入すること。印刷会社が印刷を完了した書物の一部をクライアントに見本として納めること。
ノーカーボン紙
カーボン紙を用いずに複写を行う紙。
のこ刃
巻取紙輪転印刷機折装置の紙をカットするのに用いられるのこぎり状の刃。
のせ
印刷の際に下地に平網処理をした色の上に、文字やロゴなどを刷る重ねること。
のど
本の部分の名称であり、本の中身の背に接する部分、またはとじ目の側。
糊しろ
折丁を貼り込む場合、糊のつく部分としてのど側に残した余白部分。糊しろのない折丁(のどのきわまで印刷した折丁)は、これを貼り込んだときに印刷インキの樹脂分が糊をはじいて接着力が弱くなり、はがれてしまう。
ノンブル
本のページ付け、またはそのページ番号。